蕁麻疹とは

蕁麻疹とは、皮膚に突然強いかゆみを伴う赤い膨らみができる病気です。蕁麻疹は、食物や薬物などのアレルゲンや、寒さや暑さなどの物理的刺激が原因で起こることもありますが、実はそのほとんどは原因不明です。日常生活のストレスや疲労、感染症などが関係していることもありますが、その原因を特定することは非常に難しいです。

症状

症状は数時間から24時間以内に自然に消えることが多いですが、なかには長期間続くものや、何度も繰り返すものもあります。また、かゆみや赤みだけでなく、まぶたや唇の腫れや呼吸困難などの重篤な症状を伴うこともあります。このような場合は、すぐに医療機関を受診してください。

治療

基本的には、原因が分かっている場合はその原因を避けることが第一です。しかし、原因不明の場合や原因を避けられない場合は、内服薬による治療が行われます。その中でも最も一般的な治療薬が抗ヒスタミン薬です。抗ヒスタミン薬とは、蕁麻疹を引き起こす物質であるヒスタミンの働きをブロックする薬です。これによって、かゆみや赤みなどの皮膚症状を改善することができます。

アレルギー検査と蕁麻疹

蕁麻疹の原因を調べるためにアレルギー検査を希望される方が多くいらっしゃいますが、蕁麻疹の7割ほどは原因のわからない特発性と言われています。アレルギー検査は簡単にできますが、検査結果だけで原因を特定することは難しいことを理解してください。

アレルギー検査のView39

View39は、吸入系のアレルゲン19種類に加えて、食物系・その他のアレルギー20種類の計39項目のアレルギー物質を同時に測定することができる血液検査となります。アレルギーの原因物質がわからない時に調べる方法としておすすめです。
症状によって保険適応も可能で6000円前後で検査することができます。