ニキビの治療で重要なことはクリニックでのケアとお家でのケアを組み合わせることです。
ニキビは皮脂が過剰に分泌されたり、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が遅くなることで毛穴が詰まり生じます。時にはその詰まりに細菌が感染して赤くて痛い炎症性にきびも引き起こしてしまいます。また、炎症が強い場合、真皮(コラーゲンやエラスチンが含まれ、肌のハリを維持しているところ)まで傷つけてしまい凹んでしまう、クレーターができてしまうこともあります。クレーターまでできずとも、炎症後の色素沈着が残ってしまうことはよくある症状です。


こんなニキビの治療を行うには、まず保険診療にて塗り薬を処方します。基本的には毛穴のつまりを解消する役目と殺菌する役目の2種類のお薬を組み合わせて治療を進めていきます。まれに、この毛穴のつまりを解消する薬が合わない人もいるので、最初は定期的にクリニックに通っていただきます。重症の方には内服薬や漢方を出すこともあります。しこりを触れるような大きな炎症性ニキビが多い方は、クレーターができやすいので、早く治すために自費診療の内服薬もおすすめしています。
また、薬に頼っていても、日々のケアを怠っていると治療をやめた途端にニキビがぶり返すということも多く認められます。
そこで治療以外にケアも同時にしていくことをお勧めしています。まずはホームケアでの洗顔やスキンケアの見直し、そしてさらにきれいな肌にしていきたい人、ニキビ跡が気になる人には美容皮膚科のご提案もしています。
当院では、美容皮膚科でもとてもスタンダードで医学的エビデンスが認められている治療だけを取り扱っていますので、美容皮膚科が初めての方でも始めやすい、通いやすい施術ばかりです。最近ではニキビで悩まれている男性の方にも通っていただいておりますので、老若男女問わずお気軽にご相談ください。
